久保建英(ビジャレアル)の進化が止まらない!ELで2得点を演出

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久保建英がビジャレアルへ移籍して約3か月。
間違いなく久保は進化をとげている。

 

11月6日のEL(ヨーロッパリーグ)対テルアビブ戦で1アシスト、
4点のうち2得点にからむ活躍をみせた。ピッチコンディションは最悪だった。大雨の除去作業のため試合開始は70分遅れてキックオフ。先発した久保にとってはピッチコンディションは重要だ。なにせ久保は足技が得意な選手。大雨では自慢のドリブルやフェイントが出しにくくなるからだ。

 

しかしこの日の久保は明らかに違ったんだ。。。

久保建英(ビジャレアル)が2得点を演出する活躍

 

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この日1アシストを含む2得点にからむ活躍をみせた久保建英。EL(ヨーロッパリーグ)マッカビ・テルアビブ戦で先発した久保のポジションは右ウィング(FW)だった。久保はメンバーとコンタクトを繰り返し左右・中央自由に動き回っていた。

 

後半6分チャンスがやってきた。右サイドでボールを持った久保はみずからドリブルで中央へ切り込む。キーパーに届かないスペースへ絶妙な浮き球クロスをあげる。走りこんできたバッカが、うまく頭で合わせて2点目のゴールになった。

 

アシストを決めた直後も久保は冷静さを保っていた。まだ19歳の若者である。アシストを決めたら飛び上がって喜んでもイイものだが、そうじゃない。バッカと軽く手をあわせて、試合の再開に備えていた。それが久保建英という選手であろう。

 

アシストを決めてからさらに久保建英のプレーの質が上がった。無理なパスはせず、ミスも減った。仕掛けられそうな場面ではドリブル突破をためす。チャンスとなればダイレクトでスルーパスをねらう。前線からの守備もきっちりやった。縦方向へのパスが出ないように背後を気にしながらプレスをかけた。

 

3点目の起点となるパスも久保建英の左足からだった。中盤から駆け上がってきた選手にピンポイントで足元につけた。久保のパスセンスとキックの精度、さらに視野の広さの3つが光るプレーだった。

 

移籍から3か月/久保建英の何が変わったのか?

 

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👆👆👆上の写真は3か月前の久保建英選手。緊張感とやる気が伝わってくる。 

 

この試合を過去のプレーと比較しながら見ていた。移籍から3か月たって今、久保建英の「何が変わったのか」を知るためだ。ピッチコンディションが最悪だったこの日の試合だが、久保の変化を感じ取れるポイントが5つ見つかった。その5つをまとめてみよう。

 

✔移籍直後の記事はこちら>>久保建英加入のビジャレアル! 背番号は? 公式 ツイッターまとめ

 

①パスミスが少なくなった

マジョルカ時代は明らかに久保建英中心の攻撃陣だった。そのため必然的にボールが久保に収まる。久保は左サイドを軸に縦横無尽にピッチを動き回ることができた。プレーできる範囲が広ければパスの出しどころも増える。だから久保はあらゆる選択肢を選び自由にパスを出すことができた。

 

しかしビジャレアルではそうはいかない。1段レベルが上がっていたのだ。周りのチームメイトは各国のトップ選手だ。出場機会は少ない状況に久保建英は焦っていた。その焦りがパスミスになり、失点につながりそうな場面も多く作ってしまった。

 

②ボールキープの確率が増えた

マジョルカ時代は自然と久保建英にボールが集まってきた。それは信頼を勝ち取った証拠でもある。対してビジャレアルは昨年5位のクラブだ。上位クラブに移籍した久保建英は注目され、危険なプレーヤーだと知られたのだ。

 

以前にも増して敵からのプレスやマークも厳しくなった。ボールを受けるとき背後から敵が体を当ててくる。久保はフィジカル面ではそんなにタフな選手ではない。どっちかでいうとフィジカルではなくスキルで勝負するタイプのプレーヤーだ。体の大きな選手に体を当てられると、そうかんたんにボールキープができない。足だけでボールをさばきに行くと、すぐに吹き飛ばされてしまう。ボールキープする場面でロストする場面が多かった。

 

③スタミナの使い方がうまくなった

この試合では後半終了まで、久保は前線からのプレスを見せていた。しばしば腰に手をやり苦しそうな表情を見せるが、これは久保によく見られる光景である。

 

現代サッカーでは守備と攻撃でポジションは明確に分かれているが守備陣は攻撃的に、攻撃陣は守備的な面を求められる。それだけ運動量が多くなるということだ。メッシのようなプレーヤーは守備面には目をつぶり攻撃面だけを重要視される。みんながみんなそんなプレーヤーではないのが現状だ。

 

「久保建英の課題はディフェンス面」とはよく聞かれる。同じ日本人で言うと岡崎慎司や原口元気、長友佑都のスタミナは半端ない。90分間ずっと走れるスタミナをもっている。南野拓実がリバプールで求められるプレーには、激しい運動量が必要だ。

 

彼らに比べるとスタミナ面では懸念があるが、久保建英は緩急がつけられるプレーヤーだ。攻撃と守備の大事なところを見極めはじめている。90分走り続けるのではなく、抜きどころを作りつつ90分間ピッチに立つ。瞬間的な速さや頭をフル稼働させてプレーをしている。

 

④仕掛ける回数が増えた

マジョルカ時代の久保建英といえば個人で仕掛ける回数が多かった。しかし出場機会の少ないビジャレアルではそうはいかなかった。仕掛けてボールを奪われるより、慎重なプレーを選んでいた印象だ。それは仕方ない。リーグ戦では出場時間はわずか5分から10分しか与えられていなかったし、アピールする時間も無かった。チームはリードしていて、失点をしないことが重要な責務だったからだ。

 

EL(ヨーロッパリーグ)が始まりスケジュールがハードになってきた。通常の先発メンバーだけではリーグ戦とカップ戦の両方を戦うことは困難だ。ELがスタートするタイミングで、久保建英の出場機会が増えることになった。エメリ監督の構想では少しづつ時間をかけて、久保を起用していく方法だったのだろう。

>>久保建英、移籍の最大の決め手と起用法はどうなる?

 

先発した久保建英は徐々に試合勘を取り戻していった。とともにプレーも積極性を増し仕掛ける回数も増えていった。仕掛ける場面と仕掛けなくていい場面の判断も早くなってきた印象だ。出場機会が少ないという焦りから解放された久保は、ボールタッチが以前のように軽くなりドリブル突破、スルーパス、フェイントからのクロス、ワンツーパスからのシュート・・・と仕掛けていくようになった。

 

⑤チームメイトとの連携が取れ始めた

スペイン語を話せる久保建英は言葉の面ではまったく問題はない。しかしサッカーというスポーツは、ボールという言語を通して会話する。その時間を積み重ねないと良いプレーも生まれないのだ。出場機会が少なかった久保はボールでの会話を積み重ね、次第にチームメイトとの連携が取れていった。

 

久保にボールが集まり始めた。そしてパスをおくり仲間のゴールのお膳立てをする。テルアビブ戦でEL(ヨーロッパリーグ)3アシスト目を記録した久保建英。結果=信頼になる。信頼=ボールが集まる。この循環を繰り返す以外にチームメイトの連携はうまく回っていかない。

 

久保建英(ビジャレアル)の進化が止まらない!ELで2得点を演出 まとめ

久保建英は確実に進化している。テルアビブ戦で2得点にからむ活躍をみせたことでも証明されている。移籍から3か月で「何が変わったのか?」久保建英の変化を5つのポイントでまとめてみた。

 

久保建英(ビジャレアル)3か月で変化した5つのポイント

①パスミスが少なくなった
②ボールキープの確率が増えた
③スタミナの使い方がうまくなった
④仕掛ける回数が増えた
⑤チームメイトとの連携が取れ始めた

わずか3か月、されど3か月。

順応し始めた久保建英の今後が楽しみでしかたない。ビジャレアルはリーグで3位につけている。レアルマドリード、アトレチコマドリード、バルセロナの牙城を崩すには、19歳の若きレフティーの活躍が欠かせない。そんな未来を期待したい。

 

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