2020年9月3日、スペイン2部/デポルティーボ・ラ・コルーニャに所属する
柴崎岳の移籍が決定的となった。と複数のスペイン紙が報じている。
スペインリーグ(ラリーガ)5年目を迎える柴崎岳。
2019年シーズン、クラブは不振が続きまさかの降格圏内の19位に終わった。
昇格ラインの18位のクラブとは勝ち点では並んだもののデポルティーボは得失点差の影響で2020シーズンは3部降格となってしまった。
しかしデポルティーボ・ラ・コルーニャとの契約期間は残り3年あり、柴崎岳本人は契約満了までチームに残る予定だったが、移籍に踏み切ったのにはワケがあった。
その気になるワケとは???
移籍への決断は代表監督からの電話だった
クラブに残る予定でいた柴崎岳の気持ちを変えたのは森保監督からの電話だった。
電話の内容は「3部リーグでは代表への招集が難しい」と伝えられたという。
このエピソードによって森保監督の構想では、柴崎岳が今後の日本代表にとって大事な役割を担う選手という証になるだろう。
【追記:事実が誤っていました。】↑↑↑↑
後日、柴崎選手自身から、森保監督からの連絡は無かったことを伝えています。
カシマスタジアム、実家に帰ってきたような懐かしい匂いがしました。
相変わらず雰囲気の良いスタジアムでプレーしやすかった。
またいつか、ここでプレーしたいね⚽️ pic.twitter.com/H8EZhUEVyd
— 柴崎 岳 / Gaku Shibasaki (@GakuShibasaki_) September 5, 2019
柴崎岳の強みとは何か?
振り返ってみると2018ワールドカップロシア大会は、
柴崎の活躍なしにはベスト16入りは果たせなかった。
なぜなら攻撃の起点のほとんどが柴崎からのボールだった。
柴崎は現在28歳、2022年ワールドカップカタール大会は30歳で迎えることになる。サッカー選手にとっては心身ともにベストな時期になる。
柴崎の強みは攻撃の組み立てがうまいことだ。
短いパスやロングパスを使い分け日本代表の攻撃をスムーズに
ビルドアップしていけるし、相手の裏を狙うスルーパスも健在だ。
これは柴崎岳がどこにスペースが生まれるかを常に意識している証拠であり、
瞬時の判断能力に長けている証拠でもある。
柴崎の強みは日本代表の選手、とくに前線の選手(大迫や原口、香川、若手では南野、中島、堂安ら)を活かすプレーができる選手だっていうことだ。
個人的な感想にはなるが、長年日本代表のキャプテンを務めてきた長谷部誠に似ているところがある。
・「いざという時にプレーでチームを鼓舞するプレイヤー」それが柴崎と長谷部の共通点だ。
・「一見地味なプレーに見えて、確実に相手の弱点をつく」そんなところも似ている。
今回柴崎岳が移籍に踏み切ったワケをひもとくことで理解できるが、
森保監督にとって、またサッカー日本代表にとって
変えのきかない選手の一人であることは間違えない。
柴崎岳の移籍クラブはスペイン2部のレガネスか?
#WelcomeGaku #ようこそ @GakuShibasaki_ 🇯🇵 https://t.co/838UnW90Kl pic.twitter.com/TbOuiOF11A
— C.D. Leganés 🇺🇸🇬🇧🇦🇺 (@CDLeganes_en) September 4, 2020
追記:9月4日、公式ツイッターでレガネス移籍が伝えられた。
柴崎岳が移籍するクラブはスペイン2部リーグのレガネスとみられている。
移籍は明日にも正式に決定すると見られ、移籍金なしの3年契約の予定だという。
レガネスは2019年シーズン、1部リーグで18位の結果に終わり(18~20位の3チームが自動降格)2020年シーズンは、3年ぶりに2部リーグで戦うことになった。
レガネスが初めて1部リーグ(プリメーラ)に昇格したのは2016シーズン。その後4年間は1部リーグにとどまっていたのだが、予想以上にラリーガの1部の戦いは厳しいものがあった。
そこで再び1部リーグ昇格のために戦力補強として柴崎岳の名前が挙がったというワケだ。
レガネスの監督は昨年までは、日本代表監督も務めたアギーレ氏だったが辞任している。今シーズンは柴崎岳のヘタフェ時代の監督であるホセ・ルイス・マルティ氏がチームを指揮している。なお記者会見は7日に行われる予定だ。
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