大黒将志氏が就任した「ストライカーコーチ」とは?その役割は・・・

サッカー解説
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元日本代表FW大黒将志氏がガンバ大阪のストライカーコーチに就任した。

大黒将志氏といえば、日本を代表するストライカーの1人。

 

ガンバ大阪、コンサドーレ札幌、グルノーブル(フランス)、トリノ(イタリア)など12クラブで活躍し、通算ゴール数は216ゴールを挙げた。

日本代表でも22試合5ゴールを挙げている正真正銘のストライカーだ。

 

 

その大黒将志氏が2021年1月22日ガンバ大阪の育成年代のストライカーコーチに就任した。

さて、ゴールキーパーコーチはよく聞くけど、「ストライカーコーチとは・・・???」

と思った方も多いんじゃないでしょうか。

 

そこで、「ストライカーコーチ」について調べてみました。

 

 

「ストライカーコーチ」とは・・・?

ストライカーコーチとは、その名のとおり「ストライカーを育成するコーチ(指導者)」のことを指します。

 

昔からゴールキーパーには、ゴールキーパー専門のコーチがいました。

それは、ゴールキーパーというポジションの性質上、練習、強化ポイント、指示出し、ポジショニングなど専門性が要求されるからです。

 

 

しかし、GK以外のフィールドプレーヤーはポジションは違えど、戦術理解、攻守のバランスを考え、複数のコーチが指導にあたってきました。

もちろん、ポジション別(DF・MF・FW)での指導は行っていたと思いますが、「DFコーチ」・「MFコーチ」・「FWコーチ」など、それぞれに明確な名前があったわけではありません。

 

「ストライカーコーチ」は、攻撃、FW(フォワード)に特化したコーチになりますね。

 

 

ストライカーコーチの役割とは・・・

 

▼ストライカーコーチ就任時の大黒将志氏のコメントを見てみましょう。

「今年からガンバ大阪で育成年代のコーチをやらせて頂くことになりました!本当にありがとうございます!
僕も育てて頂いたガンバ大阪で指導者を始めさせてもらえることに感謝の気持ちでいっぱいです。
1人でも多くトップチームで長く活躍できる選手を輩出できるようにがんばります。FWの選手達はどこでもいつでも誰とプレーしてても点が取れるような選手になってもらえるように一緒に努力して共に成長していけたらと思います。
ガンバ大阪に貢献できるよう全力でがんばりますのでよろしくお願いします!」

引用元:ガンバ大阪公式HP

 

大黒将志氏のコメントの中にストライカーコーチの役割が書かれています。

大黒氏の言葉をお借りすると「どこでも・いつでも・誰とプレーしても点が取れるFWを育成すること」でしょう。

 

 

ストライカーコーチの役割とは・・・

ピッチ上にいる間はずっと、点を取ることに集中し、あらゆる場面でゴールを奪えるストライカーを育てることがストライカーコーチの役割だとわかりますね。

12クラブを渡り歩き、日本、中国、イタリア、フランスと4か国でプレーした経験をもつ大黒将志氏だからこそ分かるストライカー像があると感じますね。

 

 

 

なぜ今、ストライカーコーチが必要なのか?

 

「どこの国でもストライカーはいて欲しいものでしょう。」

 

世界的ストライカーといえば、クリスティアーノロナウド選手(ユベントス)、イブラヒモビッチ選手(ACミラン)、スアレス選手(アトレティコマドリード)といった選手が浮かんできますよね?

 

 

例えば、クリスティアーノロナウド選手はマンチェスターユナイテッドでも、ユベントスでも必ず点を取ります。

▼こんなストライカーがいてほしくないですか?

・チームがリードされている状況でも、自分のゴールでひっくり返します。

・後半途中に出場しても、わずかな時間でもゴールします。

・ずっと相手チームに押し込まれて、チャンスが1回しかなくても、その1回でゴールを決める決定力をもっています。

 

上に挙げたあらゆる状況や場面でもゴールを決めるのが、大黒氏が言うところのストライカー像ではないでしょうか?

 

さて、

日本では、昔から「決定力不足」、「ストライカー不足」と言われてきました。

W杯をかけた日本代表での試合で、「絶対点を取ってくれるストライカーがいてくれたら!」・・・と思う瞬間は何度もありました。

 

 

日本のストライカー不足は、日本サッカー界の永遠の課題なんです。

クラブチームで育ったストライカーが日本を代表するストライカーになることは、日本のサッカー界を強くするために必要不可欠なことです。

 

 

だから今、このタイミングで「ストライカーコーチ」が必要になってきたのだと思います。

今後W杯でベスト8や優勝を目指していくのなら、日本に圧倒的なストライカーの存在が必要です。

 

 

 

JFAもストライカー育成に力を入れている!

引用元:日本サッカー協会公式HP

 

未来のストライカー育成のために日本サッカー協会も急速に力をいれています。

その取り組みといして「JFAストライカーキャンプ」を開催しました。

 

 

2020年12月、3日間にわたりFW、ストライカーに特化した練習メニューを行った。

日本代表森保一監督も参加し、未来のストライカーに期待を寄せている。

 

 

 

日本サッカー協会の公式ホームページには、「日本が世界大会で上位を目指す上で必要」と書いてあります。

以下、引用します。

今後、日本が世界大会でより上位を目指す上で必要とされる未来のストライカーの発掘・育成を目的としたプログラムとして、2006年以来の開催となりました。
ポジション別のプログラムとしては、11月に行われたナショナルGKキャンプに続く形となりましたが、可能性を秘めたU-14年代のFWの選手が全国から集結し、シュートトレーニングを中心とした3日間のキャンプを行いました。

引用元:日本サッカー協会公式HP

 

 

FAトライカーキャンプ」山橋コーチのコメントより引用します。

今回、ストライカーキャンプを開催するにあたり選手たちには「ストライカーになる!」ということをテーマとして最初に伝えました。その中でストライカーとは?いいストライカーとは?ということを考えてもらいストライカーになるための役割やテクニック、メンタル、フィジカルなどについて今回関わってくれたコーチ達からトレーニングやレクチャーを通して伝えてもらいました。まずはシュートを打つこと、そこから色々な状況でのシュート場面を反復してゴールを決める感覚を少しでも感じてもらえたのではないかと思います。
今回のキャンプではストライカーのポジションに特化することでゴールを奪うことに意識を高め、各所属チームに戻ってからも継続して取り組めるようなトレーニングを行いました。

引用元:日本サッカー協会公式HP

 

 

大黒将志氏が就任した「ストライカーコーチ」とは?その役割は・・・まとめ

 

・ストライカーコーチとは・・・「ストライカーを育成するコーチ(指導者)」のことを指します。

ストライカーコーチの役割とは・・・ピッチ上にいる間はずっと、点を取ることに集中し、あらゆる場面でゴールを奪えるストライカーを育てることがストライカーコーチの役割だとわかりますね。

・日本サッカー協会は世界大会でより上位になるために育成年代の「ストライカーキャンプ」を開催している。

・ストライカーの育成は、日本サッカー界にとって永遠の課題である。

「ストライカーコーチ」は今後もますます増えていきそうですね。

そして、日本でもクリスティアーノロナウド選手のような、世界的なストライカーの誕生が楽しみですね。

 

 

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