1月8日、ヘタフェへの正式加入が決まった久保建英選手。
そこで気になるのが、ヘタフェでの久保建英選手の起用法だ。
ビジャレアルでは、エメリ監督からいろいろなことを要求された。
本来右サイドを得意としている久保建英選手が左サイドで起用されたり、出場時間についてもわずか5分しかない…といった厳しい状況が続いていた。
ビジャレアルで苦い経験をした久保選手。
ヘタフェでは久保建英選手が一番得意なポジションで、「いきいきとプレーできる環境であってほしい」とファンならば思うだろう。
そこで2021シーズンのヘタフェのフォーメーションを分析し、久保建英選手が一番活かされる起用法を分析してみました。
自分勝手な予想をしても仕方ないので、以下の3つのことを参考にヘタフェでのベストな起用法を分析してみた。
▼この記事でわかることは以下のとおりです。
・2021シーズンヘタフェのフォーメーション
・ホセ・ボルダラス監督(ヘタフェ)のサッカーの特徴
・2021ヘタフェでの久保建英選手の起用法
・2021シーズンヘタフェのフォーメーション
▲2021シーズンのヘタフェのフォーメーション
2021シーズンのヘタフェのフォーメーションを図にしてみました。
基本的に「4-4-2」のフォーメーションで戦っています。
▼4-4-2のフォーメーションの解説
4-4-2(よん・よん・に)とは・・・
DF(ディフェンダー)4人MF(ミッドフィルダー)4人
FW(フォワード)2人
・・・という布陣です。
ホセ・ボルダラス監督(ヘタフェ)のサッカーの特徴
引用元:DAZN Japan
▲ヘタフェのサッカーを動画で見てみましょう!(特徴がわかります)
選手を起用するのは監督の仕事だ。2021シーズンのヘタフェを指揮する監督はホセ・ボルダラス氏だ。
久保建英選手を熱望し、今回獲得に至ったのはホセ・ボルダラス監督の思いが多分に影響している。
ホセ・ボルダラス監督がヘタフェに就任したのは2016年。
2016年当時2部リーグにいたヘタフェは(セグンダ)で3位になり1部へ昇格した。
スペイン1部での2017年シーズンは8位、2018年シーズンは5位、2019年シーズンは8位で好位置で終えている。
これはホセ・ボルダラス監督の手腕によるものだと言える。
ホセ・ボルダラス監督が一貫してつらぬいているのが、4-4-2フォーメーションだ。
ヘタフェのサッカーはフィジカルを前面に出した守備を得意としている。
▼ヘタフェのサッカーの特徴(4-4-2フォーメーション)
①前からプレスをかけ、相手ボールを奪う。
②素早いカウンター攻撃で相手を仕留める。
ホセ・ボルダラス監督が目指すサッカー「堅守速攻」を実現するためのフォーメーションと言って良いだろう。
上の動画を見ると分かりますが、ヘタフェのサッカーの特徴は、「非常にシンプルなサッカー」をすることです。
動画の最後の攻撃の場面、左サイドにボールが渡るとすぐに中央へクロスをあげています。
細かいパスは多用せず、センタリング」、クロスを多用します。
そして超攻撃的なFW(前線の選手)がシュートまでもっていく。
非常にシンプルでわかりやすいサッカーをします。
久保建英選手の起用法▶久保建英選手は右サイドの攻撃的MF、自由度の高い中盤でプレー。
引用元:DAZN Japan
▲1月11日ラリーガ「ヘタフェ×エルチェ」
DAZNさんの公式ハイライトがアップされたので、久保建英選手の起用法をさっそく見てみましょう!
久保選手は64分に途中出場、ボルダラス監督は久保建英選手がもっとも得意な右サイドハーフで起用しました。
ビジャレアルで左サイドで起用されたときとはまったく違い、アグレッシブなプレーが目立っていますね。
ドリブル突破やミドルシュート、早めのクロスなど…自分から仕掛ていくプレーもたくさん見られました。
2021年1月11日のエルチェ戦でさっそく起用された久保建英選手!
まだ全体練習もしていないのに、いきなり起用されるってビビりましたけど・・・
ボルダラス監督は4-4-2ではなく、「4-2-3-1」のフォーメーションを組んできましたね。
バルセロナから移籍したばかりのアレニャ選手が中盤の真ん中に入ることで、いままで出来なかったパス回しやボールキープ、個で抜くスキルが増えたからでしょう。
マクシモヴィッチ選手とアランバリ選手が中盤の底で2ボランチ。
ククレジャ選手(左)、アレニャ選手(中央)、フランシスコ・ポルティージョ選手(右)が攻撃的MF(ミッドフィルダー)の位置に入りました。
65分にマクシモヴィッチ選手に代わって途中出場した久保建英選手。ポジションは右サイドの攻撃的MF(ミッドフィルダー)に入った。
ボルダラス監督のマジック(起用法)は大当たりだった。
久保建英選手は早々に右サイドからドリブルで持ち込んでミドルシュート!
キーパーがはじいたボールをFWマタ選手が押し込んでアシストを記録。
その後も久保建英選手の絶妙なクロスからPKを獲得した。
さらに久保選手はドリブルで持ち込み、ペナルティエリア内で相手DFに倒されあわやPK(ペナルティキック)・・・という場面も作った。
久保建英選手はボルダラス監督の期待にこたえ、2得点にからむ活躍を見せた。
試合は3-1でエルチェに勝利した。
4-4-2から「4-2-3-1」フォーメーションに大胆に変更してきたボルダラス監督の戦術は、みごとにハマった。
中盤のアレニャ選手と久保建英選手は「定位置にとどまることなく、自由にプレー」していた。
久保選手はおそらく監督から自由なポジショニングでプレーすることを許されているのでしょう。
ビジャレアルでは封印されていた久保の積極的な「仕掛け」もたくさん見られた。
久保建英選手はアレニャ選手とともに次節先発起用の可能性もあり得る高いパフォーマンスをみせた。
2021ヘタフェのフォーメーションから分析!久保建英の起用法はどうなる?まとめ
65′ |1-1| Cambio en el Getafe.
Kubo sustituye a Maksimovic#VamosGeta #ElcheGetafe pic.twitter.com/Egz4gGCl3D
— Getafe C.F. (@GetafeCF) January 11, 2021
2021/1/11ヘタフェ移籍からわずか3日、ぶっつけ本番で途中出場した久保建英選手。
背番号は「5」に決まり、65分に出場した。
▼2021ヘタフェのフォーメーションの分析と久保建英選手の起用法
・久保建英選手の起用法▶久保建英選手は右サイドの攻撃的MF、自由度の高い中盤でプレー
・ヘタフェのフォーメーション▶従来の4-4-2⇒「4-2-3-1」を試したボルダラス監督
おそらく久保建英選手、アレニャ選手が加わったことで中盤でボールキープができ、攻撃のバリエーションが増えることを期待したのだろう。
ボルダラス監督の起用法はみごとに敵中し、久保建英選手は2ゴールにからむ大活躍を見せたのだった。
ビジャレアルで出場機会に恵まれなかったことを原動力に変えキレキレのプレーを見せていた。
2021のヘタフェ従来の「堅守速攻」に加え、久保、アレニャの加入で攻撃に厚みを増したヘタフェ。
▼今後予想されるヘタフェのサッカーは以下のとおり
▼「従来のヘタフェ」のサッカー
①激しいプレスから相手ボールを奪いカウンター攻撃を仕掛ける。
▼「久保建英選手が加入後のヘタフェ」のサッカー
②さらに中盤でボールキープしながら、ドリブル突破、スルーパス、クロス、ワンツー、ミドルシュートなどいろいろな攻撃が可能になった
これからますます久保建英選手のアグレッシブなプレーが見られるだろう。
久保建英選手にヘタフェの青のユニフォーム姿が似合うのは間違いない事実だ。
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